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珍しい文様の江戸小紋です。 大変細かい細工の「地型」文様で染められています。 波間に梅の花がゆらゆらと浮き立つ様にも、空へ空へと立ち上る蒸気の中に梅の花がはらはらと舞う姿のようにも見えます。 白目の部分が多いので、少し濃いめの地色で染めると柄が立ちます。 見本は葡萄色!芳醇な香りのする豊かで繊細な旨味の美味しい江戸小紋です。 |
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【地型(じがた)について】 江戸小紋の染めは、生地に型紙を置いて、型紙の彫ってある穴のあいているところに、防染糊を置きます(型付けといいます)。 糊が乾いてから地色を染めて、蒸して色を沈着させてから洗い流すと最初に置いた糊が落ちて、白い部分が登場する!という染め方です。 なので、型紙の紙が残っている部分(彫っていない部分)に地色が染まります。 この染めは、細やかなラインが地色の薔薇色で染まっています。 つまり、白いところが型紙の彫ってある部分で、黒いラインが型紙が残してある部分ということです。 ラインを残して周りを彫ってしまうという、とても繊細で高度な技術を要する型紙は、彫ることも、そして染めることも熟練した腕の良い職人さんの仕事です。 このように、地の色が模様をあらわしている文様を「地型(じがた)」といいます |
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