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いつでも、選んだり、オーダーしたりできる“江戸小紋”

江戸小紋を支える二つの技術

美しさを愛しむ〝江戸小紋〟の職人技 

Work & Artisan 

 江戸小紋の染めは、まず生地の上に型紙を置いて防染糊を置きます(型付けといいます)。型の彫られた部分にだけ糊が置かれることになります。そのあと全体を染めて糊を洗い流すことで、地色(全体の色)と目色(柄のぬけた白い部分)が区別された江戸小紋が仕上がります。
 この「型付け」がもっとも難しい作業です。型紙の縦幅は2030cm前後です。そのために、一反を染めるためには数十回の型送りが必要です。この型送りによる型と型との継ぎ目をあわせることは、ちょっとやそっとでできるものではありません。
 型紙はなんといっても良く切れていて乱れがないことが必須です。良く切れていれば糊がしっかりおりるし、乱れがなければ見た目にすっきりしたものに仕上がります。しかし染め側からは「いい型ほどむずかしい」といいます。細かければ細かいほど、ムラがなければないほど、染めに妥協がゆるされません。多彩色の型染友禅と違い、単色の江戸小紋は一発勝負のごまかしのきかない仕事です。型と染の確かな技術の一致によりはじめて良いものが生まれるのです。

動画でわかる「伊勢型紙と江戸小紋」





江戸小紋の工程

地張り型付け地染め蒸し水もと湯のし地直し



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