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いつでも、選んだり、オーダーしたりできる“江戸小紋”

第3回 「万筋(まんすじ)」



*「万筋」の商品ページはこちらから*

万筋(まんすじ)とは?

 江戸中〜後期には、縦の縞柄の着物が流行しました。
 江戸初期の頃までの縞は、「昔の織筋は横を専として、また大筋多し」と江戸の風俗を記した 『守貞漫稿(もりさだまんこう)』)にあるように、大柄の横縞が多かったようです。
※『守貞漫稿(もりさだまんこう)』は喜田川守貞が江戸時代の三都の風俗を記した「近世風俗志」
 それによると、「一と羽ごと色を隔つを万筋と云ふ」と記されています。
 「一と羽」とは経糸二本のことです。
 織りもの(平織り)の場合は、1本の経糸では破線となってしまうので、連続した線にするには2本必要です。2本ごと(一と羽ごと)に色を変えた縦縞を万筋といい、万筋は織筋の中では最も細かい縞柄ということになります。
 
 型染めの江戸小紋の縞は、さらに細密さを追求し、一寸の幅に19本、20本の「毛万筋」、23本の「二ツ割」、26本の「玉縞」などが染められています。

とても難しい型染めの技

 縞を染める型紙は、大変高度な技術を必要とします。
 単純に縞を彫っただけでは、ヒラヒラして、染める時にヘラがあてられません。
 ですので、「糸入れ」という作業が施されています。
 まずあらかじめ型地紙を2枚にはがしておいて、その2枚を重ねて縞を彫ります。
 彫り終わったら2枚にバラして、その間にに絹糸を横に何本も張ります。
 そして縞がずれないように2枚を柿渋で張り合わせるのです。
 この技術は重要無形文化財にも指定され、大変高度であり、今ではとっても稀少な技術となっています。

*〜「万筋」のお話は染一会ブログでも詳しくご紹介しています!どうぞこちらから〜*

いつかは万筋
 
 染めあがった「万筋」は、手技ならではの、1本1本の筋の太さ細さの微妙な異なり、「糸入れ」の跡が細かい縦縞の中にかすかに見え隠れし、より一層しなやかで小雨のような風情が描きだされた、えもいわれぬ美しい反物です。。

 そのため、「技術が高度だから」というだけでなく、染めあがった反物そのものが文句なく見る人を惹きつけます。江戸小紋の中では大変高価なものですが、その制作過程を鑑み、実物の染めをご覧頂くと、感動すら覚える逸品です。。

 手に取ってご覧頂くと、機械で染めた「ストライプ」とは全然異なるものだということが、きっとお解り頂けるものと思います。

 どうぞ “いつかは万筋” ぜひ、その身にまとってみませんか・・・!!

 

毛 万 筋




万 筋 (二ツ割)




玉 縞

 


 当店では、「万筋」につきましては、「染め」のご注文を頂いてから染めあがりまでに約2ケ月の期間を頂戴しております。お仕立てを入れると約3か月を要します。
 お誂え染めをなさいます際には、どうぞ期間の余裕を持ってお申し付けくださいませ。



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