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いつでも、選んだり、オーダーしたりできる“江戸小紋”

第7回 梅と桜、そして牡丹



 春の花、日本の花の代表選手 「梅」「桜」、そして「牡丹」文様の江戸小紋はいかがでしょう。


*〜* 梅 *〜*



 「梅の花」は、とっても寒い寒い、雪でも舞いそな日に 花開きます。
 「梅」は百花にさきがけて咲く早春の花です。
 寒さに耐えて可憐な花を咲かせる梅の花。
桜とちがって、ゆっくりと咲きはじめ、ゆっくりと散りゆきます。

 こんな有名な歌があります。
 『東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ』(菅原道真)
 梅をこよなく愛した道真公が陰謀により太宰府へ左遷される際に自邸の庭の梅に詠んだ歌です。
 その梅の枝があるじを慕って、一夜にして京から太宰府まで飛んできて根付いたという伝説もあります。

 「凛としたつつましやかな気品」そして「忠誠心」こそが梅の美しさです。
 そう思って梅の花を眺めると、心の底がジンとする愛おしささえ感じます。
 梅は、そんないじらしく凛々しい花です。



「梅」女郎花色 /「梅と源氏香」長春色



*〜* 桜 *〜*



日本の花「桜」
梅がゆっくりと散りゆくと、桜の季節です。
毎年桜の開花を日本全国が待ち焦がれ、まさに春爛漫、
新しく明るい春の訪れを告げてくれます。

なので、こんなふうに歌に詠まれるほどです。
『世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし』(在原業平 )
世の中に桜というものがなかったなら、春に(桜はいつ咲くだろうかとか、雨風で散ってしまわないだろうかなどと)心乱されることはないだろうに、という意味です。

満開の桜は一時(いっとき)すべての人を魅了し、息をのむほどの美しさです。
しかし、あっという間に、はかなくも散りゆき、その散り際さえも美しいと心を奪われます。

桜の「潔さ」「はかなさ」は、なんとも私たち日本人の心を惹きつけてやみません。
なので、花びらの舞い散る姿は満開の時よりも美しくさえあります。
桜は、切ないまでに人々が恋い焦がれる幻想的な花です。

だからこそ、その後の輝ける青葉はひときわ眩しいのでしょうか。



「小桜」(白鼠色/桃染め色)



*〜* 牡丹 *〜*



桜の木が青々とした若葉をつける頃、見事な大輪の花を咲かせる「牡丹」
「牡丹」は「百花の王」とも言われ、富や幸せの代名詞でもある絢爛豪華な花です。

牡丹をあらわすこんな有名な句もあるほどです。
牡丹花は咲き定まりて静かなり 花のしめたる位置のたしかさ(木下利玄)
牡丹の花が位置を定めて静かに佇むように咲いている。
その大きく艶やかな花房が醸し出す、確かな存在感の見事なことよ、という意味です。

「立てば芍薬、座れば牡丹」のように、美人の代名詞でもあり
毅然とした美しさ、きらめく風格
牡丹の花には、そんな眩しい形容がぴったりです。

牡丹はまた、開運招福、延命長寿など、縁起の良い「瑞祥花」でもあります。



「牡丹唐草」/牡丹



※「梅と桜の江戸小紋」文様のページはこちらから

※「牡丹」は「その他植物文様」のページでご紹介しています。

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